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[G2] 江夏のオールスターゲーム9者連続奪三振

1971年(昭和46年)7月17日 第1戦(西宮球場) 全セの先発投手、江夏 豊(阪神)が、全パを相手に9者連続奪三振を記録。 投球内容は S=空振りストライク、s=見逃しストライク、F=ファウル、B=ボール。

1回裏
  有藤 道世(ロッテ)  BFBFS
  基 満男(西鉄)      FBBsS
  長池 徳二(阪急)    SsBs
2回裏
  江藤 慎一(ロッテ)  ssBBS
  土井 正博(近鉄)    FsS
  東田 正義(西鉄)    FBFBFS
3回裏
  阪本 敏三(阪急)    SBSFBS
  岡村 浩二(阪急)    sFS
  加藤 秀司(阪急)    SBFS
オールスターゲームは一人の投手は3イニングまでという規定なので、 これが究極の記録ということになる。 (以前は延長戦になった場合は、3イニングより長く投球することもあったが、 現在オールスターゲームでは延長戦を行なっていない) ただし、振り逃げがあれば9連続より多くなることも有り得る。
江夏は、この前年の第2戦の5打者、この試合の9打者、そしてこの年の第3戦の1打者 を連続して三振にとっており、オールスターゲーム15者連続奪三振の記録でもある。
なお、江夏はこの試合2回表の打席で3ランホームランを打っている。 オールスターでの投手のホームランは2本だけ。1度目は1960年(昭和35年)第3戦の 巽 一(国鉄)で、どちらも打たれた投手は米田 哲也(阪急)。
またこの試合、全セは江夏(阪神)-渡辺(巨人)-高橋(巨人)-水谷(中日)-小谷(大洋)と 継投し、全パをオールスターで唯一のノーヒットノーランにおさえた。

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