[ルール編]


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[Q1-11] 試合の途中で続行が不可能になった場合の勝敗の決定

雨などで試合の途中で続行が不可能になった場合の扱いです。

◇正式試合になる場合
(1) 基本は、5回を終われば試合成立。

先攻 000 01|1
後攻 000 00|0
 (5回コールドゲームで先攻チームの勝ち)

(2) 5回表を終わって後攻チームがリードしていれば試合成立。
先攻 000 00|0
後攻 000 1X|1
 (5回コールドゲームで後攻チームの勝ち)

(3) 5回裏途中で後攻チームがリードすれば試合成立。
先攻 000 00 |0
後攻 000 01X|1
 (5回コールドゲームで後攻チームの勝ち)

(4) 5回表を終わって先行チームがリード、5回裏に後攻チームが「得点して」 「同点に追い付いた」時点で試合成立。
先攻 000 01 |1
後攻 000 01X|1
 (5回コールドゲームで引き分け)


◇ノーゲームになる例
(1) 4回を終わって同点、5回表無得点、5回裏途中で試合続行不能。
先攻 000 10 |1
後攻 000 10X|1
 (ノーゲーム)

(2) 4回を終わって後攻チームがリード、5回表に先行チームが同点に追い付く、 5回裏に点が入らないうちに途中で試合続行不能。
先攻 000 01 |1
後攻 000 10X|1
 (ノーゲーム)

(3) 4回を終わって同点または後攻チームがリード、5回表に先行チームがリード、 5回裏途中まだ同点にならないうちに試合続行不能。
先攻 000 03 |3
後攻 000 11X|2
 (ノーゲーム)


◇正式試合になった後で続行が不可能になった場合
(1) 裏の攻撃が終了した時点ならば、そのままコールドゲーム。
先攻 000 001|1
後攻 000 000|0
 (6回コールドゲームで先攻チームの勝ち)

(2) 途中で終わった回の表裏の得点がその前の回までの勝敗に影響がない場合は、 そのままコールドゲーム。
先攻 000 012 |3
後攻 000 001X|1
 (6回コールドゲームで先攻チームの勝ち)

(3) 途中で終わった回の裏に後攻チームが勝ち越していれば後攻チームの勝ち。
先攻 000 001 |1
後攻 000 011X|2
 (6回コールドゲームで後攻チームの勝ち)

(4) 途中で終わった回の前の回までで後攻チームがリード、途中で終わった回の表に 先攻チームが同点に追い付く、その時点で試合続行不能、またはその裏に 点が入らないうちに途中で試合続行不能になった場合、 これはサスペンデッドゲームになり、後日続きを行ないます。
ただし、日本プロ野球ではサスペンデッドゲームにせず、その前の回に さかのぼって勝敗を決定します。最後の回の記録は全て取り消されます。
先攻 000 001 |1
後攻 000 010X|1
 (6回裏中断した時点でサスペンデッドゲーム)
 (日本プロ野球では5回コールドゲーム 1-0 後攻チームの勝ち)

(5) 途中で終わった前の回までで後攻チームが同点またはリード、途中で終わった回の 表に先攻チームがリード、その裏に同点にならないうちに途中で試合続行不能。 これはサスペンデッドゲームになり、後日続きを行ないます。
ただし、日本プロ野球ではサスペンデッドゲームにせず、その前の回に さかのぼって勝敗を決定します。最後の回の記録は全て取り消されます。
先攻 000 012 |3
後攻 000 011X|2
 (6回裏中断した時点でサスペンデッドゲーム)
 (日本プロ野球では5回コールドゲーム 1-1 引き分け)


◇日本プロ野球のサスペンデッドゲーム
セ・リーグとセ・パの交流試合ではサスペンデッドゲームを採用していません。 パ・リーグでは以下の場合にサスペンデッドゲームになります。 ただし、そこで打ち切ると上記の規定によりノーゲームになる場合と、 9回以降の表裏を終わって同点で引き分けになる場合を除きます。 以前は照明のない球場で暗黒のため試合続行が不可能になった場合も これに含まれていましたが、1994年からコールドゲームにすることになりました。
・照明の故障
・旅行のための時間制限
・治安上、試合管理人が途中打ち切りを認めた

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