[検証編]


[↓ページ最後]

[V11] グラブにボールが挟まり、グラブごと投げたら?

強いゴロを捕った野手のグラブにボールがはさまって取れなくなり、 その野手がボールが挟まったグラブごと一塁に投げるというプレーが 見られることがあります。これはルール上許されているのでしょうか?
まず、打球や送球に対してグラブを投げることは 規則7.05(c),7.05(e) により 反則ですが、それ以外にグラブを投げることは禁止されていません。 よって、ボールが挟まっているグラブを投げること自体は問題ありません。
問題はそのグラブを野手が捕ったことが、通常の送球を捕球したことと 同等であるかどうかという解釈の問題になります。
規則 2.15 では「キャッチ(捕球)」を以下の通り定義しています。
「野手が、インフライトの打球、投球または送球を、 手またはグラブでしっかりと受け止め、かつそれを確実につかむ行為」
ボールが挟まったグラブを受け取った野手は、グラブはつかんでいますが、 送球であるボール自体をつかんではいません。 以前の日本ではプロ・アマ合同規則委員会で、 「ボールが挟まったグラブを野手が捕っただけでは捕球とはみなさない。 ただしグラブの中のボールをもう一方の手で触れれば捕球とみなす。」 という取り決めがなされていました。 (ちなみに、ボールが挟まったグラブをはめても捕球とみなしていました)
ただし日本プロ野球やMLBでは、ボールが挟まったグラブを野手が捕っただけで ボール自体に触れたりつかんだりという行為がないのに、審判がアウトをコール している例が見られ、それらは特に問題視されていませんでした。
2007年からは日本プロ・アマ全ての解釈をMLBと統一し、 「ボールが挟まったグラブを野手が捕っただけでも捕球とみなす。 そのグラブを持って塁や走者への触球すれば正規のプレイとなる。」 という解釈になりました。


[↑ページ先頭]
[検証編]