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[Q2-8] 打点の付け方を教えてください

打点とは打者の打撃行為のみによる得点をいいます。
具体的には、本塁打で自ら得点するか、安打、犠打、犠飛、または内野の アウト(ただし併殺打の間の得点は除く)及び野手選択によって走者を本塁 に迎え入れるか、走者満塁のときの四死球や打撃妨害、走塁妨害による押 し出しのときに記録されます。
打者走者が失策で生きた場合は通常打点は記録されないが、失策がなくても 得点できたと公式記録員が判断した時には打点が記録されます。

◇ 併殺の間の得点には打点がつきますか? また、併殺崩れの場合はどうですか?
まず[Q2-2]を参照して、併殺打は打者の記録であり、併殺は守備側の記録である ことに注意して下さい。
・その併殺で、打者に併殺打の記録がつく場合は打点がつきません。
(例) 無死一、三塁で内野ゴロ、二塁、一塁と送球されて併殺の間に三塁走者が得点。
・併殺崩れでも、打者に併殺打の記録がつくような場合は打点はつきません。
(例) 一死一、三塁で内野ゴロ、二塁フォースアウト、一塁への送球が良かったのに 一塁手が落球してセーフの間に三塁走者が得点。
・いわゆる併殺崩れなら内野ゴロの間の得点だから打点はつきます。
(例) 一死一、三塁で内野ゴロ、二塁フォースアウト、一塁への送球が悪く セーフの間に三塁走者が得点。
・併殺でも打者に併殺打の記録がつかない場合は打点がつくことがあります。
(例) 一死一、三塁で外野フライ、三塁走者はタッチアップして得点、 一塁走者が飛び出しており帰塁できず、得点の後にアウト。 併殺ですが打者には併殺打の記録がつかず犠飛と打点がつきます。

◇ 野手のエラーの間の得点はどうですか?
エラーがなかったとして何点入ったかを公式記録員が判断し、その得点が 打点と記録されます。 (例)
・満塁で単打、外野手がエラーしたため3点入り、打者走者は二塁へ。
この場合、打者走者に打点2(場合によって1)が記録されます。
・一死満塁で内野ゴロをエラー。
通常、一死満塁では走者は内野ゴロとともにスタートしますから、本塁封殺 あるいは併殺がとれたような当たりであっても打点1がつきます。
また、満塁以外の、三塁走者に進塁の義務がないようなとき、エラーしたの を見てから三塁走者がスタートを切ったような場合は打点はつきません。

◇ 内野ゴロで打者アウトとなるべき打球を本塁送球したが、三塁走者
及び打者走者ともセーフとなった場合はどうですか? 内野ゴロを野手が選択守備する間の得点は打点として記録されますから、 この場合、打点1がつきます。

◇ 野手が送球している間に得点をした場合はどうですか?
送球の間の進塁が、打撃行為の結果としての得点かどうかを見極めて打点をつけます。
・挟殺プレーの失敗により得点
(例)一死三塁で内野ゴロ、飛び出した三塁走者を三本間で挟撃しようとしたが失敗、 走者が生還した場合は、打撃結果による得点ではないので打点にはなりません。
・無用な送球、ボールの持ち過ぎなどの「ミスプレイ」の間に得点
そのミスプレイの間に走者が走り続けて得点した場合は打点になり、 一旦止まって野手の動きを見てから再び走り出して得点した場合は打点になりません。
(例)一死二、三塁でスクイズ、本塁は送球しようとしたが間に合わず生還、 一塁への送球している間に、二塁走者も三塁を回って生還。 打者走者をアウトにしようとする送球はミスプレイではないので、 三塁走者も二塁走者も打点になります。

◇ 振り逃げの間の得点は?
三塁走者の生還は暴投か捕逸によるものなので、第3ストライクを捕り損なっ たかどうかに関係なく、打者に打点はつきません。

◇ 振り逃げを試みた打者をアウトにする間に打点がついていた特殊なケース
1997年までは「無死または一死で走者が一塁にあるときを除いて、 捕手が第3ストライクを捕らえないで一塁に送球して打者をアウトにする間に、 三塁走者が得点した場合は、打者には打点を記録する」とありました。 走者の得点が一塁への送球の間であると認められていたためですが、 1998年からはこれがなくなり、打点はつかなくなりました。
まとめると、捕手が第3ストライクを捕らえられない場合、
・打者走者が一塁に生きる
打者走者の一塁への出塁と他の走者の進塁に対して、暴投または捕逸の 記録が付く。
・無死または一死で一塁に走者がいたため自動的に打者アウト
他の走者の進塁に対して、暴投または捕逸の記録が付く。
・打者走者が一塁へ達する前に捕手からの一塁への送球が早くアウト
打者走者をアウトにする行為に対して、捕手に補殺の記録が付く。 他の走者の進塁は、この送球の間の進塁という扱いになる。 三塁走者が生還しても、打者に打点が付かない。


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