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[T3] パシフィックリーグDH制導入後の投手の打席

1975年にパ・リーグが指名打者(DH)制を採用してから、 セ・リーグとの交流試合が始まる前の2004年まで、 公式戦で投手が登板した試合で入った打席の結果一覧です。


1975=S50.6.3
 太田 幸司
 (近鉄)
 vs日本ハム 10回 右フライ

1975=S50.8.10
 佐々木 宏一郎
 (南海)
 vs太平洋 8回 三ゴロ野選(打点1)

1976=S51.6.27
 大石 弥太郎
 (阪急)
 vs太平洋 8回 遊フライ

1978=S53.4.8
 山田 久志
 (阪急)
 vs日本ハム 9回 三振

1978=S53.8.23
 倉持 明
 (クラウン)
 vs日本ハム 9回 四球

1981=S56.8.10
 山田 久志
 (阪急)
 vs日本ハム 8回 投ゴロ

1982=S57.8.12
 宮本 四郎
 (阪急)
 vs近鉄 8回 左フライ

1982=S57.9.27
 稲葉 光雄
 (阪急)
 vs南海 9回 二ゴロ

1982=S57.10.7
 山田 久志
 (阪急)
 vs南海 8回 二ゴロ

1983=S58.6.7
 木下 智彦
 (阪急)
 vs日本ハム 9回 二フライ

1986=S61.4.10
 佐藤 義則
 (阪急)
 vs南海 9回 二ゴロ

1987=S62.10.20
 渡辺 久信
 (西武)
 vsロッテ 8回 一ゴロ

1989=H1.6.15
 酒井 勉
 (オリックス)
 vs西武 12回 三振

1990=H2.9.12
 山沖 之彦
 (オリックス)
 vs日本ハム 9回 四球

1990=H2.10.11
 工藤 公康
 (西武)
 vs近鉄 2回 四球

1990=H2.10.11
 渡辺 智男
 (西武)
 vs近鉄 7回 三ゴロ

1991=H3.5.29
 シュルジー
 (オリックス)
 vs近鉄 11回 左越ホームラン(打点1)

1992=H4.5.15
 清川 栄治
 (近鉄)
 vsダイエー 9回 三振

1992=H4.10.10
 渡辺 久信
 (西武)
 vs日本ハム 3回 左前ヒット

1992=H4.10.10
 潮崎 哲也
 (西武)
 vs日本ハム 5回 三振

1992=H4.10.10
 石井 丈裕
 (西武)
 vs日本ハム 7回 三振

1998=H10.9.8
 橋本 武広
 (西武)
 vsオリックス 12回 三振

1998=H10.10.10
 西口 文也
 (西武)
 vsロッテ 2,4回 三振、三振

2000=H12.8.23
 大塚 晶文
 (近鉄)
 vsロッテ 9回 一ライナー

2001=H13.9.29
 パウエル
 (近鉄)
 vsロッテ 7回 三内野安打

2004=H16.6.19
 豊田 清
 (西武)
 vs日本ハム 11回 三振

・1991年の近鉄−オリックス戦でのオリックスのシュルジー投手のケース
9回裏にルーキーの長谷川投手をリリーフしたとき、同時にDHの選手が 守備についたために打順に入りました([Q1-10]参照)。 その回に同点にされて長谷川投手の初勝利をフイにして延長になり、 11回表2死無走者に打順がまわってきて、近鉄の赤堀投手の初球を打った 決勝ホームランです。その裏を3人でおさえて勝利投手にもなっています。 シュルジーはこれ以外に打席に立ったことはありませんでした([T13]参照)。

◇投手として登板しなかった試合では、以下のケースがありました。

1975=S50.9.2
 山田 久志
 (阪急)
 vs日本ハム 9回 投強襲ヒット(代打)

1976=S51.7.6
 村上 雅則
 (日本ハム)
 vs南海 9回 三振(代打)

1976=S51.7.10
 村上 雅則
 (日本ハム)
 vsロッテ 8回 一ライナー(代打)

1982=S57.8.12
 山沖 之彦
 (阪急)
 vs近鉄 1回 三振(DH)

2000=H12.8.7
 松坂 大輔
 (西武)
 vsオリックス 9回 中前ヒット(代打、打点2)
山沖投手のケースは、DHは一度は打撃を完了しなければいけない([Q1-10]参照) ことを上田監督が忘れて、5番DHに当て馬として使われたもの。初回に一死満塁の 場面に打席がまわってきましたが、代打が出せずにそのまま打席に立って三振でした。

◇日本シリーズでパ・リーグの投手が打った印象的なヒット
阪急の山田久志投手は、1977年の日本シリーズでは3試合に登板して 7打数3安打二塁打2本2打点を記録しています。 これは第1戦2回裏に大橋穣の勝ち越しタイムリーのあと左越え2塁打で大橋を 迎え入れ1打点。そして第4戦9回表に逆転したあと右中間エンタイトル二塁打で 1打点をあげたものです。
1986年の日本シリーズ、広島の3勝1引き分けの後の第5戦の西武対広島戦で、 西武の工藤公康投手が広島の津田投手からサヨナラ安打を記録しています。 この後勢いに乗った西武が4連勝して大逆転でシリーズをものにしました。
1992年の日本シリーズ第7戦、西武対ヤクルト戦で、西武の石井丈裕投手が ヤクルトの岡林投手から同点のタイムリーヒットを記録しています。 延長戦の末に西武が勝ってシリーズをものにしました。
日本シリーズではそのほかにもパ投手のヒットがあります。

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