[3909] J.K - [2004/3/10 20:21] |
度々失礼致します。 刺殺・補殺の件ではありがとうございました。 今度は残塁について教えて頂けると幸いです。 同点の9回裏、満塁で打者が単打を打ってサヨナラという場面で、ホームインした者以外の(サヨナラ安打を打った打者も含めた)走者は「残塁」と記録されるのでしょうか? そうであれば「残塁=3」ということになりますが…。 宜しくお願い致します。 | ||
はい。 アウトにならず、得点もしていない走者は、全て残塁として扱います。 (一塁に達していない打者走者も含みます) [2004/3/10 22:06 西崎慎一郎] |
[3908] 風丸 - [2004/3/9 07:59] |
イムタさん[3907] > 風丸様 ご参考までに 恐れ入ります。m(_"_)m [3905] にも書きましたが、疑問の発端は 「打者、走者、野手を問わず、状況の変化に対応できるよう常に注意」 していたところで、一走が全力疾走していたら、 守備側に防ぐ手段がないんじゃないかという部分にありました。 スイング確認要請にはどうしても時間がかかります。 判定が覆るまで安全進塁権が保証されているという考え方を取るなら 確認要請の間に悠々二塁セーフとなり、守備側にとんでもなく不利です。 言葉を換えれば、スイング確認するより先に行ったタッグは、 後からの確認で有効になるのかどうかという疑問でした。 で、規則的にはいちばん破たんのない考え方を 取っているようで安心したわけです。 ただ、捕手も人間ですから、ストライクだと思っていた球を ボールだと言われれば「えっ、ウソだろ」と動作が鈍る瞬間はあるはずで 普通の盗塁を刺すのと同じ行動を取れるとは思えません。 また、先にタッグしようにも、送球を受けた側に捕手の意図を 理解させなければ、送球しても何の意味もなくなります。 こういうことを考えると、やはりこの規則は守備側に不利かな。 どちらかと言うと…。 | ||
攻撃側にも不利になることはたくさんあると思いますよ。 たとえば、二死満塁2ストライク0(or1)ボールでハーフスイング、その投球を捕手が後逸したけれどボールは少しだけ離れた場所に転がった場合。 打者走者はとりあえず一塁へ全力で走っていればいいのですが、もし三塁走者が本塁へ突入したらアウトになるかもしれないというタイミングだった場合は困りますよね。 投球がボールなら三塁走者は無理せず三塁で留まっていればよく、ストライクなら進塁義務のある三塁走者はすぐに本塁へ向かわなければならないので。 他の走者にも同様のことは言えますから、走者によって「見込み」が食い違い、次の塁へ向かう走者と塁に留まろうとする走者がいた場合は混乱必死。 # 守備側もどの走者でアウトを狙うべきなのか混乱することになりますが。 アマチュア野球の中には、このように判定が即時に求められる場面では、捕手からの要求を待たずに球審から塁審へ要求を出す、という運用をしているところもあるそうです。 # 球審の判定が最終決定で塁審への要求はしない、というのも規則の整合性という点では筋が通っています。 [2004/3/10 22:02 西崎慎一郎] |
[3907] イムタ - [2004/3/8 22:35] |
風丸様 ご参考までに 公認野球規則9.02(c)原注 ハーフスイングのさい、球審がストライクと宣告しなかったときだけ、監督または捕手は、振ったか否かについて、塁審のアドバイスを受けるよう球審に要求することができる。(中略)ハーフスイングについて、監督または捕手が前期の要請を行ってもボールインプレイであり、塁審がストライクの裁定に変更する場合があるから、打者、走者、野手を問わず、状況の変化に対応できるよう常に注意していなければならない。(後略) | ||
プレーヤーに注意を促す文が規則中に書かれているというのも妙ですよね。 青信号が急に赤信号に変わることがあるかもしれないから注意してね、と言っているようなもの :-p 球審が積極的にスイング(ストライク)をとるのは、規則の面からも「正しい」思います。 [2004/3/10 22:00 西崎慎一郎] |
[3906] 風丸 - [2004/3/4 11:51] |
あ、すみません。 [3905] > アピールより早く二塁に達してもおり、 [3904]の2番目の事例は6と7の順番が逆のつもりで 書き間違えていますね。一走の二塁到達の方が早いことを想定していました。 まぁ書き間違えていてもご回答は同じでしょうが :) |
[3905] 風丸 - [2004/3/4 01:29] |
ご回答ありがとうございました。 >ボールではありませんから進塁権は最初から発生していません。 ああ、やっぱり恐れていたお答えですね。 書いている途中で、もしやと最後につけたしたんですが正解でしたか。 ということは、2番目の事例はアウトですか…。 タッグされた時点ではアウトではなく、アピールより早く二塁に達してもおり、 見かけ上は何の問題もない安全な占有になっていますので これでいきなり「アウトにします」じゃ、選手としては怒れそうですね。 まぁその方がルール的には変にならないのでいいのですが。 実は、一走が全力疾走していたら、 守備側に防ぐ手段がないんじゃないかと思っていましたが 安全進塁権がもともと生まれていないと考えるなら 普通の盗塁と同じですし、何の問題もありませんね。 ありがとうございました。 #さぁてタグつけはうまくいくかな♪ 1度タグつけを失敗して大ひんしゅくを買ったことが…(^-^) ここでもいつか歴史に名を残すかも。 | ||
ハーフスイングの判定を要求(リクエスト)することは規則用語上の「アピール」とは違うものなので、ルール解釈の話の中では使わない方がいいですね。 ルール上の「アピールアウト」は、守備側がアピールした時点でアウトが決まります。 たとえば塁の踏み忘れなら、野手がボールを持ち塁を踏んでアピールをした時点が基準。 走者が塁を空過した時点でも、審判がアピールを確認してアウトのコールをした時点でもありません。 [2004/3/10 22:00 西崎慎一郎] |
[3904] 風丸 - [2004/3/3 17:15] |
こんにちは。 いきなりで申し訳ありませんが、以下の事例での 一走の安全進塁権は、いつ消えるとお考えになるか お聞かせいただけないでしょうか。 ---------------------------------------------- 【事例】無死一塁、3ボールからハーフスイングを伴った四球。 一走は、四球宣告があったためのんびりと二塁へ向かった。 捕手は「塁審にスイングを確認してくれ」と球審にリクエスト。 塁審はスイングを取り、判定がストライクに覆った。 ---------------------------------------------- この場合、のんびり歩いている一走にタッグすれば アウトになる(=安全進塁権は消えている)かと思います。 普通に考えると、塁審がスイングを取った瞬間に 安全進塁権が消えるように見えます。 しかし、塁審が判断に迷い、もたもた宣告していたら 一走は二塁に楽々と達してしまいますので、この考え方は不合理です。 そう考えると、捕手がスイング確認要請をした瞬間などにさかのぼって 安全進塁権が消滅すると考える方がしっくりきます となると、例えばこの場合、一走はアウトになるのかなと迷います。 ---------------------------------------------- 【事例】(数字順にプレーが発生) 1)無死一塁、3ボールから打者はハーフスイング 2)球審は四球を宣告 3)一走はのんびりと歩いて二塁に向かった 4)捕手は、スイング確認要請をせず二塁手に送球し、 二塁手は一走にタッグした 5)一走は「四球だよ」と笑いながらなおも二塁に向かった 6)捕手は球審にスイング確認要請をした 7)一走は二塁に安全に達した 8)塁審はスイングを取った ---------------------------------------------- 一走の安全進塁権が消える瞬間は、上の数字で言えば何番なのでしょうか それとも元々安全進塁権は発生していないのでしょうか? よろしくお願いします。 | ||
判定の結果、(1)の時点で投球はストライク。ボールではありませんから進塁権は最初から発生していません。 プレイの前後関係の基準となるポイントは、審判が判定を下した時点ではなく、対象のプレイが発生した時点です。ややこしいことは起こりませんのでご心配なく。 もちろんハーフスイングの判定が確定するまでにタイムラグがあることで、次のプレイに支障がでてしまいます。「二審制」の本質的な問題ですね。 選手はそういうこともあることを頭に置いてプレイするしかありません。 # 野球ではタイムラグがあるビデオ判定は「根本的」に無理。 [2004/3/3 22:13 西崎慎一郎] |
[3903] とと - [2004/3/2 00:58] |
いつも拝見させていただいております。 非常にあいまいな質問で申し訳ないのですが、あるプレイが記録上、エラーになるか、ヒットになるかの具体的な線引きというのはあるんでしょうか? 「この条件を満たせば間違いなくエラー(ヒット)」というようなことが明文化されているもの、または、明文化まではされていなくても、野球の常識、というようなものはあるのでしょうか。 たとえば、私の周りの人たちは、一度ボールがミットに納まったのを落とせばエラー、というのですが、強襲ヒット、ともいうように、野手正面の打球で、グローブに一度ボールを入れてからはじいてもヒットの記録が付く場面があるように思います。 具体的には、 外野フライを、ボールの真下に入って構えていたのに、取れなかった場合(じっとしている野手のすぐ横にボールが落ちたので、見ている感覚としては、取れるものを取れなかったということでエラーかと思ったんですが、ヒットがつきました)と、 内野手が、打球の正面に入ってボールをグローブに触らせていながらはじいた場合(これは、ヒットがつく場面、エラーがつく場面両方を見たことがあります)についてお聞きしたいのです。 よろしくお願いします。 | ||
それを決めるのは「記録員の目」です、という答えになっちゃいます。 「普通」の守備をしていればアウトにできていたはずと判断すればエラー、という基準しかないので、全然線引きになっていませんよね。 ルールブックにはいろいろ規定されているのですが、どんなケースでも結局は記録員の判断が入るので、明文化されているとは言えません。 「(そのレベルでの)野球の常識」で判断することになります。 # 質問の「野球の常識はあるか?」は「不文律はあるか?」の方が適切でしょう。 基準があいまいですから当然判断に困るケースもあるわけですが、その場合は「打者に有利な判定」にする、ということが「明文化」されています。 ということで、エラーかな? と思ってもヒットが付くケースが多いんですね。 [2004/3/2 23:07 西崎慎一郎] |
[3902] Kま - [2004/2/25 18:38] |
>[3899] >それを決めるのは「審判の目」です。 >マンガの中の審判の判定を素直に受け入れましょう。 やはりそうですか。 明訓−白新戦のあの1点のことをあれほど詳説しているここなら、 もう少し違う答をしていただけるのではないかと期待していたのですが。 ただ、まさにおっしゃるとおりだと思います。 審判の判定に従えなければ、スポーツは成り立ちませんからね。 御説明、どうもありがとうございました。 >[3901] J.Kさんへ ここの[Q2-10] をご覧ください。 まず、ここにもあるとおり、「捕殺」ではなく「補殺」です。 そして、あなたの御質問に対する答えは、「そのとおりです」になるはずです。 | ||
FAQ[V5]の執筆者は私じゃないんですよ。 私はその場面を覚えていません。ドカベンは全編を読んだことがないので、読んでいないかも。 # フェアの打球にグラブを投げつけたら「シングルヒット」になっていたのは覚えています。 ではそんな私がなぜ自信を持ってこれを掲載・管理できるのか? フライが捕球されたことによるアウト、三塁走者の本塁触塁、一塁走者が帰塁できなかったことによるアウト、内野手のベンチ引き上げ、という各プレイの結果自体と、それらが起きた順番には異論ありません。 このケースで得点が取り消されるかどうかという「ルール適用」の問題は、「状況自体は確定」しているので「話を聞いただけの第三者でも検証可能」です。 一方の捕球後の倒れ込み問題ですが、「捕球」と「倒れ込み」があったことは異論がなさそうです。 でも「グラブに球を入れながら、そのままスタンドに落ちて」という表現からは、二つの前後関係が「第三者から見て」はっきりしていません。 それを判断するのは「マンガ中の審判の目」であり、マンガ中の他の人物も、読者も、判断できる立場にないのです。 もしもマンガ中で、捕球と倒れ込みの前後関係に対して何らかの形で「審判の判断」が示されている(あるいはコマの流れで誰が見ても明白な)のであれば、ホームランの裁定が正しいのか間違っているのか、第三者が検証可能になります。 ルール上で抗議が許されるケースなのかどうか、提訴可能なのかどうかと同じことですね。 [2004/2/26 00:03 西崎慎一郎] |
[3901] J.K - [2004/2/25 17:32] |
突然失礼致しますが「刺殺」と「捕殺」について お尋ねします。 内野手がゴロを捌いて一塁へ送球 →一塁手が捕球してアウト といった場合、その都度一塁手に刺殺が記録されるので しょうか? また振り逃げで捕手が一塁手に送球してアウトにした 場合、一塁手に刺殺、捕手に捕殺がつくのでしょうか? |